当院の理事長・城戸雅和が知ってびっくり!知ってお得な歯や歯科に関するマメ知識を お教えします。意外な事実が!?
更新は月一回(予定)です。
お楽しみに。
その症状には「
TCH」が関わっているかもしれません。
TCHとは"Tooth Contacting Habit"の略で、上下の歯を "持続的に" 接触させる癖のことです。
グッと強い力でかみ締めや食いしばりを行わなくても、上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。
上下の歯は何もしていない時は接触しておらず、会話や食事をする際に接触する時間を含めても、接触しているのは 1日20分程度 が正常だと言われています。
上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、アゴの関節への負担が増え、起床時症状(
顎の疲労感,歯の違和感,口が開きにくいなど)や顎関節症、様々な不定愁訴(
偏頭痛、肩こりなど)に関わっている可能性が考えられています。
TCHはテレビを見ている時や長時間パソコンをしている時などに起こりやすいので、テレビやパソコンの隅に何らかのシールや写真などを貼っておき、それを見たら上下の歯が接触していないかどうかを確認し、もし接触していたら離すということを繰り返すという方法があります。(リマインダー)
ただし、TCHを意識しすぎるとそれがかえって疲労感を作ってしまうこともありますので、四六時中TCHを意識して生活するのではなく、リマインダーを見たりTCHにふと気づいた時に歯を離すようにすることが推奨されています。
また、
城戸歯科医院ではTCHの改善指導や顎関節症の治療を行っていますのでぜひご相談ください。